幅の広い改札と生活の視点

池袋駅の改札の幅が通常よりも広めの改札が作られた。

写真は池袋駅丸の内線のもの。一番左が他の二つより幅が広くなっている

写真は池袋駅丸の内線のもの。一番左が他の二つより幅が広くなっている

 

改札の幅が広いことの利点として、車椅子が通りやすいという点がある。
車椅子の幅では、通常の幅の改札を通れず毎回窓口にて料金を払わなければならない。当然自動改札よりも時間がかかるし、混雑時にはその分だけ時間がとられる。そのような生活の不便も、このように幅が広い改札により軽減される。

恥ずかしながら僕は、この幅が広い改札についてこれまであまり意識したことがなかった。障がい者介助のお仕事中に「池袋駅にも最近幅の広い改札ができて楽になった」という話を聞いて、その存在を認識し、以降生活において意識するようになった。

介助の仕事をしていると、それまでの自分の視点では気づけなかった生活の不便を知ることが多い。
改札の他にも、電車の関連で言えばエレベーターの移動による不便もある。車椅子では、エレベーター移動が主になるが、例えば新宿駅辺りで階段を使わずにエレベーターのみで移動してみればわかる。とにかく移動距離が長いし、遠回りだと思われるような道も通ることになる。「これは不便だ」と身を持って認識できるのではないかと思う。

介助のお仕事に関わらず、自分には持っていない視点を教えられてハッとすることは度々ある。生活する上で、優先的に考えがちなのはこれまで自分の人生で培われてきた自分の経験や感覚の集積だ。あくまで自分ひとりの視点や姿勢を、社会の中で当たり前のものと思い込んでしまう。

しかし、年齢、育った環境、身体的能力には違いがある。社会には多様な人がいて、多様な視点がある。

これは言葉にするのは非常に簡単だけど、実際にそう心得て行動しようと思うとなかなか難しい。正直に言って、職場で、あるいりべるたんで、日常の中で反省することもしばしばある。

 

自分とは別の視点を培うためには、交流を持つこと、知ろうとすること、この二点は絶対に必要だ。傷つくこともあるし、あるいは人を傷つけることもあるけれども、少しずつでも、精進していきたい。

菅谷圭祐 について

菅谷です、三十路です。 連絡先 09075254766 sugayakeisuke@gmail.com
カテゴリー: 考え事 タグ: パーマリンク

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