安保法制と日常の政治

今回はちょっと思うところあって普段はあまり書かないことを発信しようと思います。

佳境を迎える安保法制化の議論

佳境を迎える安保法制化の議論

 
 

まず始めに安保法制化という問題に対して私は反対の立場をとります。
その前提でこちらの文章を読んでいただけますと幸いです。

 
——————————————————————

 

私は、国政レベルでの問題に対して自分はどう思うかということを不特定多数の目に止まる場所で書かないようにしています。理由はいくつかあるのですが、その中の大きな理由は政治の持つ独特の空気からきております。

私は上記のとおり、安保法制化に反対という立場を取りますが、その理由について仮に詳細を書いた場合に、起こり得る事が一点あります。安保法制化に反対という大枠において一致しているであろう人からの、(私には)些末に思える詳細な点の差異に対する追求・質問です。

政治活動の場にはこういった空気が強く蔓延しています。

 

今回の安保法制問題しかり、社会を変革するための具体的な方法を突き詰めると、私は「武力によるもの」「数(選挙)によるもの」があると考えます。

私は、社会変革の方法として「武力によるもの」を想定しているのならば「大枠において同じ考えの人であっても批判する」という態度について、大きくは異議はありません。細かな考えの違いが命取りになる可能性もあると思います。

一方、「数(選挙)によるもの」を考えているのなら基本的には「違う考えであっても支持を取りに行く」という方が効果が高いように思います。

私事ながら選挙に出させていただいた経験から、幾年にも渡って人と付き合い、「違う考えの人であっても」地域で関係を築くという努力は現在与党と呼ばれる政党の方が圧倒的に積んできたのかもしれないといくつかの政治的な場面で思うこともありました。
町内会、商店街、地域活動、学校の同窓会等々、幾年にも渡って形成されてきたものが地域にあり、地域を押さえた上で国政に人を輩出する、国政を・国家を形成していく、このような構造が一定あるのではないかと思います(もちろん全てとは言いません)。

 
 

かつて日本では、武力によって革命を目指す、またその可能性を今よりも広く感じられた時代があったのだと思います(私は自分の目で実際に見ていないので、「思う」という表現を使わせてもらいます)。

上記の通り、武力革命を目指すならば「大枠において同じ考えの人であっても批判する」という態度について、大きくは異議はありません。方針や思想を出来る限り一致させた集団を形成していくことが重要なことの一つとなると思います。

しかし、私はこの思想の一致を強度に求めることを根拠とする政治の空気が現状において政治を難しいものにしている側面があると思う瞬間があります。

若くて政治活動に関わった人は、一回り二回りあるいはそれ以上年の離れた人、もしくは他の政治団体からの攻撃を受けた経験のある人は多いのではないかと思います。『大枠においての一致がある上で』、「勉強が足りない」「考えや方針に賛同できない」という糾弾を受けることがあります。

もちろんこの全てを否定しているわけではありません。
ただ、私はこのようなことを何度か見たり経験したりした結果、このやり取りのどのような意味があるのだろうと思うことが多々ありました。インテリ風の人による知識披露大会、もしくは個別集団の利害混じりの策略など、あまり効果の感じられないことが少なからずありました。

繊細な問題なので繰り返しますが、私はその全てを否定しているわけではありません。
ただ、社会を変える方法として「数(選挙)によるもの」を考えているのだったら、あまり些細な違いを攻撃しても効果は低いと私は思っています。そして、この混在による磨耗が政治活動には多いように感じます。

 
 

私はこれまでの経緯から「何故、日本はこんなことになってしまったのか」という趣旨のことを聞かれることがあります。

私は政治というのは日々の積み重ねの結果に過ぎないと考えます。
自分の住んでいる地域にどのような問題があるのかということに向き合って改善に尽力する方がより政治的な力を持つ場合もあると思います。あるいは、たとえ小さな規模であっても理想とする社会のあり方を実現する集団を形成していく方が意義があることもあると思います。

デモや集会に行くことももちろん重要です。
ただ、自分の生きている場所で、同じ志を持つ人と共にできる活動を増やしていく。また、「仮に考えが違う人であっても」活動や人格に対して理解・賛同してもらえるような行動や言葉を持つ。こういった態度や行動をもっと多くの特に左派的な人間が選択しても良いのではないかと思います。

安保法制化の議論は佳境を迎えています。
どのようになろうとも、社会はまだ続いていきます。

その続いていく社会の中で、地味だし、時間がかかるかもしれませんが日常の政治と政治的態度がどのようにあるか、誰のために何をするのかは非常に重要なのではないかと思います。

菅谷圭祐 について

菅谷です、三十路です。 連絡先 09075254766 sugayakeisuke@gmail.com
カテゴリー: 考え事 パーマリンク

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中