だいたい結婚と一か月

櫨畑敦子さんとだいたい(大体、代替)結婚して一ヶ月がたった。

IMG_0684

しあわせ、とてもしあわせ

僕と櫨畑さんは、出会って二回目でだいたい結婚した。
初めて会ったのは2015年の年末のことで、レボリューション企業のお弁当屋さんのお昼のピークの仕事を終えて、これまたレボリューション企業のリサイクルショップ落穂拾に帰ってきたら大阪の藤野ふみや同志と、そして櫨畑さんがいた。

僕は、最初櫨畑さんを、よく(というか毎日)店番をしてくれているご近所のおじさんの親戚かな?と思った。容姿が似通っていて、二人で楽しそうに服を整理していた。僕は、そのおじさんのことが好きで今でも仲良くお弁当食べながら一緒に店番している。だから最初から櫨畑さんは、恐らく良い人なんだろうと思った。

その日の夜に藤野くんと櫨畑さんに同僚のぶん斗同志を加えた4人で横浜のかとうちあきさんのお店のようなものに行った。ぶん斗同志の運転でドキドキのドライブ。無事にお店のようなものに辿りつき、今後の僕達の方針のようなものについて、わいわい話をした。「楽しい一日だったなぁ」と思いながら、寒さに震えながら雑魚寝した。

これが櫨畑さんとの出会いである。

 

0001

幸せに続いた縁談ビラ。

年が明け、僕は婚活を始めた。
SNSで拡散したり、勤め先のリサイクルショップに縁談募集のチラシを貼ったり、春を迎えた犬のように息巻いた。「菅谷はタフでとてもいい男です」とか「すがやんほどの良物件は滅多にない」とか「いい奴オーラですぎだろ」と応援のメッセージがたくさんきたけれど、応募はゼロだった、ゼロだった。

そんな息巻く菅谷さんに櫨畑さんから、「婚活募集、反響ありますか」と連絡が来た。

僕は櫨畑さんに
「応援してくれる人はいるけれど、相手はまだ一人もいない(><)」という内容を書いた。そして、その最後に
「結婚する?」
と添えて返信した。

履歴を見直すと、「結婚する?」と聞いたのが2月15日のことだ。
その後何度か電話やFacebookのメッセージをやりとりして、2月26日レボリューション企業で大阪出張に行った際に、協議の上でだいたい結婚した。

 

経緯を書くと、ほぼこれが全てだ。だいたい結婚まで手をつないだこともない。
今のところ、櫨畑と菅谷は結構うまくやっている。幸せに過ごしている。

 

IMG_0618

大阪の披露宴にて。これまたしあわせ。

何度か連絡を取り合う中で、僕と櫨畑さんにはいくつかの共通点があることがわかった。

大きくは、櫨畑さんも僕も既存の社会をあんまり信じてないし、もっと豊かでもっと自由な社会を自分たちで作れるだろうと思っている。そして、実際にそのための実験や闘争を日々成功したり失敗したりしながら続けている。

二人でどういう結婚をしようか、という話はもっと豊かでもっと自由になることを優先事項として話し合った。2月26日の夜、僕と櫨畑さんと、それに大阪の藤野君と東京の宮内君とで、どのようにすれば、より豊かにより自由な結婚になり得るのかを検討した。

二人で合意に達した契約にはいくつか普通の結婚とは明確に違う点がある。

・籍をいれない。
・1年契約である。1年毎に二人の関係を見直し、より豊かにより自由になれるように契約書を修正する。あるいは、契約を解消する。
・子供が生まれた際に二人で、もしくは血縁関係のみで育てない。補充的に、藤野ふみや君・宮内春樹君も協議の上で実施する。
・子の妊娠の発覚まで他の異性と性的行為をしない。妊娠後は新たに協議する。
・同居の義務を負わない。ただし同居状態でない場合は月に少なくとも1度は面会の義務を持つ。
・双方に扶助義務を負わない。
・上記の内容や契約の内容に反する行いがあったときはすぐに関係を解消できる。
・二人の間で紛争があった場合、契約の違反を疑われる行為があった場合は、共同体によって裁判が行わる。

などなどがあり、普通の結婚とは少し(かなり?)違う。

 

この内容は櫨畑さんと菅谷で共通で信じているもの、あるいは共通で信じてないものの内容が色濃く反映されている。

例えば1年契約である点は、櫨畑さんも、僕も、二者間の永遠の愛を信じていないし、むしろそういった幻想のせいで苦しめられてきた。だから、男女二人だけで、子どもを育てることは、場合によっては子どもを苦しめてしまうのではないかと思っているし、実際にそういった経験もしてきた。
二人だけで育てるのは難しい! それなら、自分たちが選び、主体的に生きる共同体、何かしら人生の喜びや悲しや希望を共に創造できる仲間と一緒に子どもを育てた方がいい。この点を二人とも信じている。

また、社会も私たちを苦しめてきたもので、これからもあんまり仲良くやれないだろうと思っている。それを全否定したり、全く関わらないということはないけれど、それよりも豊かで自由な新しい社会を自分たちで作れるだろうという思いがある。結婚も子育ても、その社会の中で行いたい。判を押して役所に提出するだけで成立する法律婚より、こういった契約の方が、自分たちと大事な人・そして共同体も、より豊かにより自由になれるのではないかと信じている。

また、櫨畑さんは「社会には結婚をしたくてもできない人がいる、それなのに無自覚に結婚をする側に一票を加えたくない」と主張していて、当初僕にはこの視点がなかったけれど、話を聞いて以降この主張に同意している。

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

櫨畑さんとだいたい結婚して一カ月。
この試みがどのように進むかは、まだまだ未知数だけど、少なくとも今はとてもとても幸せな日々を過ごしている。これから先、苦しい思いをしている人がもっと気軽に「そっちの社会の方がいいな」と、より豊かでより自由な社会への実験に参加できるようなそんな幸せな風景のひとつになればいいなと思う。

闘争であり、研究であり、実験である日々を今後も幸せに続けていきたい。

菅谷圭祐 について

菅谷です、三十路です。 連絡先 09075254766 sugayakeisuke@gmail.com
カテゴリー: 生存報告 パーマリンク

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中